基幹システムの刷新、会社の命運をかけた一大プロジェクト。
各部門から”自称”と”正真正銘”のエースが集まる。
”自称エース”が揃う人事部。が、このプロジェクトに誰も手を挙げない。
「人事の仕事じゃない。僕の仕事じゃない。やったことない。」
もちろん、「君は何ができるんだい」の御仁もしかり。
それもそのはず、30人いて”システム開発経験者ゼロ”。
かくいう自分も、銀行時代に2年間プログラマーをやった程度。
しかも、言語は”COBOL”。レガシーシステムでしか使われない。
それでも、
”知力ありbutやる気・能力ナシ”よりはマシ、と消去法が成立。
誰も手を挙げない”人事システムの刷新”を
【やまちゃん、誰もやらないって!よろしく。】
と任された。「烏合の衆だ、思い通りやっていい。」のオマケつき。
以来、ラフ仕様を起こし、エクセルで簡易PG化、ロジック検証。
という業務スタイルが自分の中でほぼ確立。
この”たなボタ”の経験が、今の仕事でも”芸は身を助く”状態。
業務用の最先端PGはあるが、汎用ゆえ、必ずイレギュラーが発生。
これをエクセルで置き換え、オリジナル仕様になった結果を提供。
そんなわけで、ほとんどやらない”株”で例えると
”人の行く裏に道あり 花の山”といったところか。
昨日、専門学校生向けの講演打診があり、思うところあって振り返った。