最近、お気に入りのとんかつ屋。昨日で3回目。
食するは、決まってエビフライかアジフライ定食。
元来、肉が苦手なので遠慮がちに小さな声でオーダー。
とんかつが名物なのに、肉以外を毎回オーダーする、
不思議な客。さすがに顔を覚えられた。
寡黙な大将。オーダーと会計以外は客との会話は無い。
まるで、匠が一切のムダを省くかのように。
なんのきっかけか、大将と会話を始めると、なんと、
ご出身は青森県の南部町(八戸市の隣)とのこと。
が、油断は禁物。引越し24回、悪しき記憶が過る。
400年前の歴史に拘りがあってもおかしくない世代だ。
たまにある、当方が津軽人であると明かしたとたん、
”シカとされるか”と思ったが、あにはからんや、
「おお、そー、へー」「こっちで頑張ってるんだ」
とこちらが驚くくらいに声が弾む。
県民性を解説する雑学本などでは、
【寡黙な南部人、饒舌な津軽人】
と称されることが多いが、
堂々と”エビフライ”を頼めるとんかつ屋の大将。
”寡黙な津軽人”である私には貴重な存在になった。
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