開業から1年。継続的にセミナー営業に注力してきたが、
成約したお客様を分析すると、悲しいかな、8:2。
圧倒的に友人・知人、前職の先輩・同僚の紹介に軍配。
昨日のお客様も、前職時代に何度も熱く議論を戦わした
公認会計士さんの紹介によるもの。
天邪鬼な私。尊敬する会計人はいないが、彼だけは別格。
監査人で退職引当、賞与引当など、人事が弾いた数字に
細かくケチをつける輩はまずいない。が、シツコイ。
おかげでこちらも、対国税で万全の理論武装となった。
未だに、税理士さんにレクチャできるのはそのおかげ。
あれから15年。一足早く独立した彼は、今や10名以上の
職員を抱える売れっ子の税理士事務所所長。
今回の案件も、職員ができないことはないはずなのに、
”第一人者を紹介する”と当方に回してくれたもの。
ありがたいと同時に、大事なクライアントさんをご紹介
いただいた責任で圧倒的な価値を、と覚悟した昨日。
試算では、これまでのコンサル案件では最大効果が出る。
つまり、会計事務所の仕事の否定にもつながりかねない。
お客様への説明前に所長に概略を報告すると、
「そういうこともあると思って山崎さんに紹介したんだ。
うちの立場は関係ないよ。お客さんの懐が一番だから。」
と、予想以上に達観した回答。
(普通の税理士はお客さんから遠ざけようとシャカリキだが)
思うに、長く続いたTV番組のように”紹介が紹介を産む”
スタイルを確立すること。これは繁栄するビジネスの鉄則。
そのためにも、一つひとつの仕事で手を抜かないこと。
結局は、そこに行き着くんだろうなと思った出来事です。