ここ最近、2人の社長が上京し、偶然にも同じ話し。
【IPOするので手伝って欲しい】
「上場の目的」を聞くと
A社は「証券会社から”お宅は上場できる”と言われた」。
B社は「全国展開のために資金が要る」。
あとはお決まりの「創業者利潤」「従業員に報いたい」。
ただし、あぶく銭が大きすぎると、働く必要性が薄れ、
「働かない経営者」「できる従業員の離職」に繋がる。
教科書通りだが、私の想いは「採用アドバンテージ」。
不人気業界の両社。いつの時代も人材確保に苦労。
ここさえクリアできれば、事業は安定して成長軌道へ。
両社とも、事業の成長性も社長にも魅力がある。
当方の役柄を聞くと
A社は、月に数日のコンサルで
「今いる総務担当を総務部長にして欲しい」納期は1年。
B社は役員として参画し、
「本部・現場の管理部門を1から創って欲しい」納期は2年。
到達目標、納期ともそれほど難しいことではないが、
両社とも「労務管理に難あり」をすっかり忘れている。
ここ数年で厳しくなったと聞く上場審査。
とくに労務監査に耐えられる体制作りは至上命題。
今のコンサルは継続したいので、両方は受けずらい。
報酬面でのコストパフォーマンスはA社。
難易度でのモチベーション継続はB社。
どちらにも応えるべき知恵を絞らねば。
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