私の周りの多くの社労士さんは事務所経営を安定
させるため、顧問先を増やすことに腐心している。
これは士業の世界では半ば、常識とも言えること。
さてこの私、開業から1年以上経って未だ顧問先ゼロ。
原因は、我がままな”事務所ポリシー”によるもの。
①誰でもできる業務はイタシマセン。
②単価の低い仕事はイタシマセン。
③顧問先に対する不当な搾取はイタシマセン。
独立前に詰られたベテラン社労士さんからすると、
「あんた、ナニ様なの(怒)」とまたキレられるが。
これまで、定期的に紹介によるコンサル案件を頂戴し、
食べるには十分な収入があるので、それもまた良し。
としていたものの、ついに「禁を破る」決心をした。
先日の出張先企業では思いのほか高評価をいただいた。
人事経験のある社長と総務部長のお悩みに対し、
単にKKDからの回答がツボにはまってしまったよう。
社長から「もう1社紹介したら、顧問契約してくれる?」
と問われ、「社労士会報酬規定(旧基準)+αなら」と
失礼な断り方をしてしまった。
(自由化前の報酬規定は今の相場より相当高い)
がしかし、昨晩、件の社長から電話があり、
「もう1社見つけた。それも先生の得意な建設業。
バックオフィスの立ち上げをしたいけど、
地方じゃできる人材がいないんだって。」という。
当方には、やりがいバリバリの案件。
冗談からコマの結果オーライ。11月1日に遡って、
ついに【禁断の顧問契約(第1号)】を結ぶことに。
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